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日本青年団協議会
発行にあたって
日本青年団協議会
青年団の組織状況がきびしいといわれて、久しくなりました。そして、この状況を何とか打破しようと、全国各地の青年団で試行錯誤が繰り返されています。
日青協でも当然のことながら、青年団運動の今後の展望を切り択いていこうと、「青年団強化・拡大構想-21世紀を展望する(5か年2期)計画」をつくりあげてきました。とりわけ、その中で共通に指摘されてきたことが、「青年団は本当に青年一人ひとりや自らの住む地域の人たちの願い・要求に応えているか?」ということでした。
同じ時代に生き、同じ地域に住む仲間たちは、今、どんなことに喜び、悲しみ、そして、怒っているのか?―これらの問題を、私たちがきちんと把握し、それを自らの運動のテーマとして、大胆に取り入れることが重要です。
その意味では青年団が今の仲間たちの意識や地域の実情、さらには組織の実態を、いっさいの偏見をのぞいて、科学的にとらえていくことが求められます。そして、そのためには、調査活動が必要になってくるのです。
この「てびき」は、長年日青協の助言者として青年団運動の発展のためにご尽力頂いている那須野隆一先生によって書かれました。先生は現在自らも、「青年団研究所」で「青年問題基本統計」という膨大な調査・研究に携わっておられます。
先生の「燃える心と醒めた頭」に私たち青年団がいかに応えるか?それは、このてびきをもとに、どのような調査活動の実践を展開していくかにかかっています。積極的な調査活動に取り組み、同世代の仲間や地域の人たちの願いや要求を、がっちりと受け止められる青年団運動をともにつくりあげていきましょう。
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